手軽に水出しコーヒーが作れることで便利な「水出しコーヒーパック」。
ただ、市販の水出しコーヒーはパッケージを見ただけでは味の違いが分かりにくく、結局何を買えばいいか迷っていまいがちです。
そこで今回は、コーヒーインストラクターの筆者が、実際に飲んでおいしかったおすすめの水出しコーヒーパック2品を厳選して紹介します。
水出しコーヒーは、まろやかで無難な味が多いですが、この記事では「フルーティーな酸味派」と「苦みとコク派」が満足できる特徴的な2品を紹介します。
それぞれのレビューで味を比較し、さらに楽しめるアレンジレシピまで徹底解説するので、参考にしてください。
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【この記事の執筆・監修者】

全日本コーヒー商工組合連合会
コーヒーインストラクター2級
日本安全食料料理協会 コーヒーソムリエ
koyo(こーよー)
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目次
水出しコーヒーパックのおすすめは「UCC」か「小川珈琲」

早速ですが、水出しコーヒーパックのおすすめとして、私はこの2点を紹介します。
- 酸味・フルーティー派は…
UCCの「Cold Brew シングルオリジン コーヒーバッグ 水淹れアイスコーヒー」 - 苦み・コク派は…
小川珈琲の「炭焼珈琲 水出しアイスコーヒー」
まずは、それぞれの商品の詳細を紹介します。
酸味・フルーティー派は「UCCの水淹れアイスコーヒー」の水出しパック

酸味があってフルーティーな味が好きという人は、UCCの「Cold Brew シングルオリジン コーヒーバッグ 水淹れアイスコーヒー」をおすすめします。
UCCには、3種類ほど水出しコーヒーパックが出ているのですが、これはその中でも価格が高い商品です。
とは言っても、200円程度の差ですが、その分、明確な差別化が行われています。
これは、シングルオリジンと名前にもある通り、エチオピアの豆を100%使用した水出しコーヒーパックになっています。
そのため、酸味が強く、フルーティーな味わいを求める人に、ピッタリの味わいになっています。
30gのパックが4個入りで、1パックで500ml作れます。浸漬時間は4~8時間です。


苦み・コク派は「小川珈琲の炭焼珈琲」の水出しパック

アイスコーヒーに、苦みやコクを求めている人には、小川珈琲の「炭焼珈琲 水出しアイスコーヒー」をおすすめします。
こちらは、炭焼きの香ばしい香りと焙煎度の高さからくるコクをしっかり感じ取れる、水出しコーヒーパックになっています。
使っている豆はインドネシアで、深煎りではよく使われる生産国です。
あとこの商品は、なんとこの1袋に1パックしか入っていません。
普通、このような水出しパックは、4パック入りなどがよくあるタイプですが、1パックだけというなかなか変わった商品形態です。
ただしその分、容量は多めで、1パックで800ml作ることができます。
浸漬時間も12時間と長めに設定されており、この1パックで大容量を作るというコンセプトになっています。

「UCCの水淹れアイスコーヒー」を飲んでみたレビュー

「UCCの水淹れアイスコーヒー」は、エチオピアらしい酸味がしっかりと出た、味わいでした。
正直、スーパーに売ってる水出しパックで、ここまでフルーティーで酸味の利いた水出しは珍しく、それだけで十分に価値の高い商品だと感じます。
さすが、エチオピア100%を謳っているだけのことはあります。
若干ですが、酸味由来のえぐみのようなものも感じられますが、これだけしっかり酸味が出ていれば、そのネガティブ要素も十分カバーできているように感じました。
鼻から抜ける風味も、上品で華やかな印象があり、とても満足できる味でした。
違いを楽しむアレンジレシピ(炭酸割り)

UCCの水淹れコーヒーパックを、さらに楽しむためのアレンジレシピとして、レモンフレーバー入りの炭酸割りを提案します。
この商品は酸味とフルーティーな味わいが前面に押し出されているため、さらにレモンのフレーバーと炭酸で爽やかさをアップさせます。
目分量のおおよそですが、水出しコーヒーと炭酸で3:1くらいで割るのがいいと思います。
炭酸が多すぎると味が薄くなるし、少なすぎるとシュワシュワ感が減るので、ここはご自身で微調整してください。
もともとレモンっぽい酸味だったのが、さらに引き立って、すっきり爽やかに飲むことができます。
真夏の猛暑日の様な時期に、ピッタリだと思います。
ちなみに、トニックウォーターというもう少し柑橘系の香りや糖分の付いた炭酸だと、もっと味を濃く感じられるのでおすすめです!
ただ、トニックウォーターは、どこでも売ってるわけではないので、今回は手軽さという面でレモンフレーバー入りの炭酸をおすすめしています。
ただ、「コーヒー×炭酸」がどうしても受け入れられないという人も一定数いるので、私は美味しく感じますが、ここは好みの問題も大きいかもしれません。
「小川珈琲の炭焼珈琲」を飲んでみたレビュー

「小川珈琲の炭焼珈琲」は、炭焼きの香ばしさがしっかり感じられる、味わいでした。
炭焼き特有の焦がしたような風味があり、またそれに伴って苦みもしっかりあります。
ただ、水出しコーヒーという抽出方法によって、口当たりはよく、焙煎度が高い豆のちょっと重たい感じが、いい感じに中和されているように感じました。
氷を入れて、キンキンに冷やして飲むと、この苦みがキリッと引き締まって、とても飲みごたえがあります。
水出しコーヒーは、まろやかさが売りであることが多いのですが、逆にそういう味が物足りないという人もいます。
この商品は、そんな苦みやコクを求める人に、ピッタリだと感じました。
違いを楽しむアレンジレシピ(カフェオレ)

「小川珈琲の炭焼珈琲」のようなコク深い味わいのアイスコーヒーには、牛乳をかけてカフェオレで楽しむのがおすすめです。
一般的なまろやかな味わいの水出しコーヒーでは、牛乳のコクにコーヒーが負けてしまって、相性があまりよくありません。
ただこの商品は、炭焼きのコクと苦みがしっかりあるため、牛乳とコーヒーがお互いに味を引き立て合って、美味しく飲むことができます。
そのまま無糖で合わせてもいいですが、砂糖を入れて甘さを出すと、「コーヒーは飲めないけどカフェオレは好き」という人にも楽しめる味わいになります。
水出しコーヒーパックのNG行為「入れっぱなしの過抽出」

水出しコーヒーパックでやってはいけないことは「入れっぱなしによる過抽出」です。
市販の水出しコーヒーパックには、浸け置き時間が8時間など、その商品によって具体的な時間が定められています。
これを、「もうちょっと成分をいっぱい出した方が美味しくなるだろう」と時間を延長するのはやめた方がいいです。
コーヒーは渦抽出になると、えぐみ、渋みの様なネガティブな風味まで引き出してしまうからです。
特に、水出しコーヒー完成後、2日くらいかけて飲むことになると思いますが、その間もずっと容器に入れっぱなしにしておくのはNGです。
最後の方になるにつれて、ネガティブな成分が増えて、口当たりが悪くマズくなってきます。
そのため、完成したらその時点で、水出しパックを取り除く、これを忘れないようにしてください。
結論:水出しコーヒーパックは、自分の味の好みのタイプで選ぼう!
水出しコーヒーパック選びで失敗しないコツは、自分の「好みの味の系統」に合わせることです。
市販のコーヒーパックは「無難でまろやか」な味が多く、もちろんそういった味もいいのですが、今回厳選した2品はどちらも個性が際立った味です。
- フルーティーな華やかさと爽やかな酸味を楽しみたいなら
👉 UCC「Cold Brew シングルオリジン 水淹れアイスコーヒー」 - 炭焼きの深いコクとキリッとした力強い苦みを楽しみたいなら
👉 小川珈琲「炭焼珈琲 水出しアイスコーヒー」
ぜひこの夏、水出しコーヒーパックに悩んだら、この2つから自分に合う方を選んでみてください。
また水出しコーヒーは、市販のパックで手軽に楽しむのもいいですが、自分の好きなコーヒー豆で作るのも一つの醍醐味です。
以下に、ハリオから出ている水出しコーヒー器具をまとめているので、参考にしてみてください。
