「家でも、お店のような美味しいカフェオレが飲みたい」
「でも種類が多くて、どのカフェオレベースがいいのかわからない……」
牛乳で割るだけで手軽に本格的な味が楽しめるカフェオレベース。
最近ではスーパーや無印良品、カルディなどでも手軽に手に入るようになりましたが、実は商品によって「コーヒーの濃さ」や「ミルクとの相性」は千差万別です。
せっかく買うなら、自分の好みにピッタリの一本を選びたいですよね。
そこで今回は、コーヒーインストラクターとコーヒーソムリエの資格を持つ筆者が、人気のカフェオレベース7種類を実際に飲み比べ!
「苦味」「甘み」「ミルク相性」の3項目で徹底検証したので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事で分かること
- カフェオレベースの失敗しない選び方が分かる
- コーヒーインストラクター・コーヒーソムリエによる味の分析・傾向が分かる
- カフェオレベースの希釈割合と内容量を比較できる
- どんな牛乳を使えば美味しく作れるかが分かる
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【この記事の執筆・監修者】

全日本コーヒー商工組合連合会
コーヒーインストラクター2級
日本安全食料料理協会 コーヒーソムリエ
koyo(こーよー)
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インスタントからスペシャルティコーヒーまで様々なコーヒーのレビュー記事を発信。コーヒー器具(特にHARIO)の解説を中心に、初心者から愛好家まで役立つ「コーヒー情報」を発信しています。SNSでもハンドドリップや食レポなど、定期的に投稿しています!
目次
カフェオレベースとは?

カフェオレベースとは、牛乳で割って飲むために作られた「濃縮タイプのコーヒー液」のことです。
エスプレッソ風で「カフェ"ラテ"ベース」と呼ばれるものもあります。
お湯で溶かすインスタントコーヒーや、ドリップの手間がかかるレギュラーコーヒーとは違い、「液体のまま冷たい牛乳にサッと溶ける」のが最大の特徴です。
忙しい朝や、疲れて帰ってきた後のリラックスタイムに、たった10秒で本格的なカフェオレが完成する優れものです。
また、夏場のカフェオレの楽しみ方の一つとしても、近年人気が出ています。
カフェオレベースを選ぶ時のポイント
失敗しないカフェオレベース選びのために、チェックしておきたい3つのポイントを、コーヒーインストラクター視点で解説します。
希釈割合と容量によるコスパ

カフェオレベースは、商品によって「何倍のミルクで薄めて飲むか(希釈割合)」が異なります。
例えば、以下のような感じです。
- 3倍希釈の場合: カフェオレベース1に対して、ミルク2の割合という意味。
- 4倍希釈の場合: カフェオレベース1に対して、ミルク3の割合という意味。
例えば、同じ500mlのボトルを購入した場合、1杯に使う原液を50mlとすると、3倍希釈(出来上がり150ml)なら約10杯分、4倍希釈(出来上がり200ml)なら約13杯分作れる計算になります。
1杯あたりのコストパフォーマンスを重視するなら、希釈割合が高く、内容量の多いものを選ぶのが賢いポイントです。
また、保存期間にも注意が必要です。
カフェオレベースは開封後は冷蔵庫で保管しなるべく早めに飲み切るのが理想とされています。
一人暮らしの方や、週末しか飲まないという方は、あまり大容量すぎるものは、品質が悪くなるかもしれないので注意しましょう。
加藤か、無糖か?


カフェオレベースには、大きく分けて「無糖(ブラック)」と「加糖(微糖・甘さ控えめなど)」の2種類があります。
- 無糖(ブラック)
コーヒー豆本来の香りや、キリッとした苦味をダイレクトに味わいたい方におすすめです。最大のメリットは「飲む人や気分に合わせて甘さを自由に調整できること」。ご自身はブラック派、ご家族はシロップを入れて甘め派、といった場合も無糖を1本買っておけばシェアできます。また、バニラアイスにかけたり、お菓子作りに使ったりと、アレンジの幅が広いのも魅力です。 - 加糖(微糖・甘さ控えめ)
仕事や家事で疲れた時、甘いものでホッと一息つきたい方にぴったりです。ガムシロップや砂糖をわざわざ用意する必要がなく、冷たい牛乳を注ぐだけで味がバシッと決まる「手軽さ」が最大のメリットです。商品によっては、てんさい糖などの自然な甘味料を使っているものや、キャラメル風味などがついているものもあるので、成分表もチェックしてみてください。
カフェインレスかどうか?
カフェインレス(デカフェ)のカフェオレベースは、以下のような方にぴったりです。
- 夜寝る前に飲んでリラックスしたい方
- 妊娠中・授乳中でカフェインを控えている方
ただし、カフェイン摂取に制限がない場合は、基本的には通常タイプがおすすめです。
やはり通常版の方が、コーヒー本来の深いコクや風味をダイレクトに楽しむことができます。
ご自身の体調やライフスタイルに合わせて選んでみてください。
▼カフェインレスをお探しの方へ
今回の「おすすめ7選」には含めていませんが、もしカフェインレスのカフェオレベースをお探しなら、無印良品のカフェインレスが圧倒的に人気です!筆者が実際に通常版と飲み比べてみた詳細レビューがあるので、デカフェを探している方なら、以下の記事も参考にしてみてください。
カフェオレベースのおすすめ7選【コーヒーインストラクターが飲み比べ】

今回は、コーヒーインストラクターの筆者が厳選したおすすめ7選を、飲み比べた味の傾向をレビューして紹介していきます。
まず、今回検証に使った牛乳は、雪印の「メグミルク おいしい牛乳」です。
市販の生乳100%で、全国のどこでも誰でも入手しやすいものとして、これを選びました。
そして希釈の割合は、それぞれの商品に記載された割合通りに作っています。
また味のレビューに関しては、以下の3項目を★5段階で評価します。
・苦み(コク)
苦さとコーヒー本来が持つコクが、どれくらい感じられるか。
・甘み
※無糖の場合は、すべて1とします。加糖の場合の指標としてみてください。
・ミルク相性
味がケンカしていないか?どちらか一方が主張しすぎていないか。

【カフェオレベースおすすめ7選:比較表】
| メーカー | 糖分 | 苦み(コク) | 甘み | ミルク相性 | 容量 / 希釈 | 特徴 |
| 無印良品 | 無糖 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | 500ml / 3倍 | バランスが良く毎日飲みやすい |
| カルディ | 加糖 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 500ml / 3倍 | ミルクの甘みが引き立つ定番の味 |
| サントリー (クラフトボス) | 無糖 | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 340ml / 5倍 | コスパ最強。苦味もしっかり |
| キーコーヒー | 加糖 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 500ml / 4倍 | 甘さ強め。カルディと似ている |
| スターバックス | 無糖 | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | 260ml / 6倍 | 濃厚。少量で本格的なラテに |
| 小川珈琲 | 無糖 | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 500ml / 3倍 | 炭焼の香ばしさと強い苦味 |
| 久世福商店 | 加糖 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 275ml / 5~7倍 | 黒糖のコクが贅沢なごほうび系 |
①無印良品 オリジナルブレンド カフェオレベース 無糖


| メーカー・商品名 | 無印良品 オリジナルブレンド カフェオレベース 無糖 |
| 内容量 | 500ml |
| 希釈割合 | 3倍希釈(本品1:牛乳2) |
| 糖分 | 無糖 |
| 苦み(コク) | ★★★☆☆ |
| 甘み | ★☆☆☆☆ |
| ミルク相性 | ★★★☆☆ |
無印良品のカフェオレベースは、無糖によるコーヒー感をしっかり感じられる味わいでした。
原材料を見ると、豆にはブラジルが50%、インドネシアが50%が使われており、しっかりボディやコクが感じ取れます。
無印が販売するダークテイストという深煎りの豆も、ブラジルとインドネシアが使われているので、このブレンドを転用して作っている可能性も考えられますね。(あくまで憶測ですが)
このことからも、ドリップコーヒーから作ったカフェオレ感があり、ミルクとの相性も良く、無糖派ならこれを選んでおけば間違いない味になっています。
②カルディ カフェオレベース(濃縮コーヒー)


| メーカー・商品名 | カルディコーヒーファーム カフェオレベース(濃縮コーヒー) |
| 内容量 | 500ml |
| 希釈割合 | 3倍希釈(本品1:牛乳2) |
| 糖分 | 加糖 |
| 苦み(コク) | ★★☆☆☆ |
| 甘み | ★★★☆☆ |
| ミルク相性 | ★★★★☆ |
カルディのカフェオレベースは、加糖による甘さがしっかり引き立った味わいです。
とはいえ、甘ったるいというほどの強い甘さではなく、コーヒーのコクも少し維持したまま、ちょうどいい加減の甘さに感じました。
この加減が、ミルクとの相性も抜群で、加糖派の人で悩んでいるなら、まずはこれをおすすめします。
③サントリー 割るだけクラフトボスカフェ 無糖


| メーカー・商品名 | サントリー 割るだけクラフトボスカフェ 無糖 |
| 内容量 | 340ml |
| 希釈割合 | 5倍希釈(本品1:牛乳4) |
| 糖分 | 無糖 |
| 苦み(コク) | ★★★★☆ |
| 甘み | ★☆☆☆☆ |
| ミルク相性 | ★★☆☆☆ |
サントリーのクラフトボスのカフェオレベースは、コスパを重視する人には、真っ先におすすめできる商品です。
というのも、340mlと内容量は少ないですが、5倍希釈として換算した場合に、その一本当たりの価格からみて、今回紹介するおすすめ7選の中では最もコスパがいいからです。
味わいの方は、無糖による苦みがしっかりと前面に出ているように感じました。
この苦みが、若干ミルクとケンカしているようにも感じましたが、コスパの良さで許容できれば、いい選択肢になると思います。
④キーコーヒー カフェオレベース


| メーカー・商品名 | キーコーヒー カフェオレベース |
| 内容量 | 500ml |
| 希釈割合 | 4倍希釈(本品1:牛乳3) |
| 糖分 | 加糖 |
| 苦み(コク) | ★☆☆☆☆ |
| 甘み | ★★★★☆ |
| ミルク相性 | ★★★☆☆ |
キーコーヒーのカフェオレベースは、甘さが強く出た味わいでした。
この甘さはミルクとの相性もよく、加糖派の人なら問題なく美味しく感じることができると思います。
カルディのものと結構近い味わいに感じましたが、コーヒー感という面では、若干キーコーヒーが劣るかなと感じました。
というのも、この商品は「コーヒー入り清涼飲料」なんですね。
この表記は、100g中のコーヒー豆の分量が1g以上2.5g未満のため、カルディの「コーヒー飲料」(2.5g以上5g未満)より少ないので、その分本格的な味から少し遠のいています。
⑤スターバックス コーヒークラフト


| メーカー・商品名 | スターバックス コーヒークラフト |
| 内容量 | 260ml |
| 希釈割合 | 6倍希釈(本品1:牛乳5) |
| 糖分 | 無糖 |
| 苦み(コク) | ★★★★☆ |
| 甘み | ★☆☆☆☆ |
| ミルク相性 | ★★★★☆ |
スターバックスのカフェオレベースは、コーヒー本来のコクや苦みをしっかり感じられる味わいです。
ただ苦みが強いだけではなく、コーヒー豆のコクをしっかり感じ取れるため、ミルクとの相性も良く美味しかったです。
公式では、水で割ってアメリカーノや、炭酸で割ってエスプレッソトニックのような楽しみ方も提案していて、カフェオレベースというよりは、カフェラテベースとして楽しむのもいいかもしれません。
⑥小川珈琲 カフェオレベース 炭焼


| メーカー・商品名 | 小川珈琲 カフェオレベース 炭焼 |
| 内容量 | 500ml |
| 希釈割合 | 3倍希釈(本品1:牛乳2) |
| 糖分 | 無糖 |
| 苦み(コク) | ★★★★★ |
| 甘み | ★☆☆☆☆ |
| ミルク相性 | ★★☆☆☆ |
小川珈琲のカフェオレベースは、炭焼の苦みとコクが強く出た味わいでした。
今回おすすめした7選のなかでも、もっとも強く苦みを感じることができました。
深煎り独特のコーヒーオイル感や香ばしい風味を感じるので、人によっては合わない人もいるかもしれません。
ミルクとの相性は、この苦みの主張が強くやや悪いように感じました。
無糖なので、自分で後からシロップや砂糖を足して調整すると、またイメージが変わるかもしれません。
⑦久世福商会 黒糖ミルク珈琲の素


| メーカー・商品名 | 久世福商会 黒糖ミルク珈琲の素 |
| 内容量 | 275ml |
| 希釈割合 | 5~7倍希釈(本品1:牛乳4~6) |
| 糖分 | 加糖 |
| 苦み(コク) | ★★☆☆☆ |
| 甘み | ★★★★★ |
| ミルク相性 | ★★★★☆ |
久世福商店のカフェオレベースは、黒糖を使った甘みが特徴的な味わいです。
今回紹介したおすすめ7選中でも、もっとも甘さを感じることができましたが、決して甘ったるい味ではなかったです。
これは、黒糖が持つ香ばしい風味が、いいアクセントになってるからだと思います。
ミルクとの相性も完璧で、ちょっと贅沢したい甘党派の人には、かなりおすすめできる味でした。
黒糖ミルク珈琲の素の購入は、実店舗または、公式サイト(販売ページ)へ!
カフェオレベースをより美味しく楽しむポイント
お気に入りのカフェオレベースを見つけたら、次は「割り方」や「楽しみ方」にもこだわってみましょう。
コーヒーインストラクターの視点から、カフェオレベースをより美味しく、楽しむポイントを紹介します。
生乳100%を使う


カフェオレの味の決め手は、実は「牛乳」選びにあります。
スーパーの棚には「低脂肪牛乳」なども並んでいますが、おすすめは断然「種類別:牛乳(生乳100%)」と表記されたものです。
生乳100%の牛乳は、カフェオレベースの強い苦味をまろやかに包み込み、自然な甘みを引き立てます。
低脂肪乳などは後味が軽くなりすぎてしまい、カフェオレベースの濃厚さに負けて味わいがアンバランスになることがあります。
お店で飲むような、口当たりが濃厚で満足感のある1杯を作りたいときは、「種類別:牛乳(生乳100%)」の牛乳を選んでみてください。
バニラアイスにかけて楽しむ

カフェオレベースは「飲む」だけでなく、濃厚な「ソース」としても優秀です。
特におすすめなのが、市販のバニラアイスに原液をそのままかける「アフォガート風」アレンジです。
アイスの甘みと、カフェオレベースのほろ苦さが口の中で混ざり合い、高級感のあるデザートに早変わりします。
無糖のカフェオレベースなら、少しリッチなバニラアイスに、加糖なら、さっぱりしたミルクアイスにかけるとバランスが良くなります。
結論:ライフスタイルに合わせたカフェオレベース選びを
今回の飲み比べを通して分かった、目的別のおすすめは以下の通りです。
- とりあえず無難に定番がいい人
無糖なら「無印良品 オリジナルブレンド カフェオレベース 無糖」
加糖なら「カルディ カフェオレベース(濃縮コーヒー)」 - 本格的な苦味が好きな人
「スターバックス クラフトコーヒー」「小川珈琲 カフェオレベース 炭焼」 - 甘いのが大好きな人
「キーコーヒー カフェオレベース」「久世福商会 黒糖ミルク珈琲の素」 - コスパを求めるなら
「サントリー 割るだけクラフトボスカフェ 無糖」
カフェオレベースは、冷蔵庫に一本あるだけで、日常のコーヒータイムを劇的に便利に、そして豊かにしてくれます。
まずは気になる一本を、ぜひ「生乳100%の牛乳」で割って試してみてください。
その濃厚な味わいに、きっと驚くはずですよ。

