旅の音(タビノネ)は、京都にあるスペシャルティコーヒーの専門店です。
京都市左京区にある焙煎所と、地下鉄 丸太町駅を降りてすぐのところにある、MAMEBACOというお店が有名です。
特にMAMEBACOは、昔ながらのタバコ屋さんをコーヒースタンドに改装したコンパクトなお店で可愛らしいです。
スペシャルティコーヒーがこんなに身近な形で味わえるのは、とても斬新だと思います。
タビノネさんでは、コーヒー豆を豆箱という可愛らしい箱に入れて販売されているのが特徴で、この見た目だけでもコーヒーマニアの心をくすぐる魅力が溢れています。
今回のレビューでは触れませんが、せっかくなのでホンジュラスの豆も購入しました。
箱の表面はカードになっていて取り外すことができて、裏面には豆の詳細な情報が書かれています。
旅の音(タビノネ) ペルー アンデスブルー
今回レビューするのは、ペルーのアンデスブルーの豆です。
豆の情報カードに、色んな品種が書かれており、目で見ても形や大きさの異なる豆が混ざっているのがわかります。
これらが一杯のコーヒーとなった時に、複雑なニュアンスや風味を出すと思うと、飲む前からワクワクしてしまいます。
豆の詳細情報
エリア:ペルー北部 ラ・カピージャ地区
農園 :ラ・カピージャ地区の小農家
標高 :1500~1850m
品種 :カツーラ、ティピカ、カチモール、パチェ等
精製 :ウォッシュド
焙煎 :ハイロースト
飲んでみた感想、レビュー
袋を開けた時の豆の香りは、香ばしさの中にシナモンと青リンゴ系の甘い香りがありました。
ただ、それほど主張は強くないように感じます。
口当たりはなめらかで、嫌味や違和感はありません。
豆の香りにもあった青リンゴ系の甘さが、全面的に出ているように思います。
酸味が打ち消されるくらいに甘みを強く感じましたが、少し冷めてから酸味がちょうどいい具合に個性を出してきます。
酸味の中には、柑橘系の皮のような風味があり、それが心地よい苦みとしても感じることができました。
個人的には淹れたてよりも、少し冷めていろんなニュアンスが出た方が美味しく感じました。
これはもう少しドリップの調整で好みの味に持って行けそうなので、ハンドドリップがはかどりそうです!
レビュー時の抽出方法
豆 15g 中細挽き
お湯 160ml (93度)
ハリオ V60透過ドリッパー
- 20mlで30秒蒸らし
- その後、50ml、80ml、110ml、140ml、160mlと、お湯を注ぐ
- 落とし切る(ここまで約2分10秒)