「そろそろセラミックのミルを卒業して、本格的なステンレスミルに挑戦したい。」
「でも、タイムモアやコマンダンテは高すぎて手が出ない……。」
そんな風に悩んでいませんか?
実は、コーヒー器具メーカーのHARIO(ハリオ)から、1万円を大きく下回る価格で手に入る本格ステンレスミルがあります。
それが、今回レビューする「コーヒーミル・スマートG PRO」です。
使ってみた結論としては、「コスパ重視でステンレスミルを選ぶのなら、これ一択」ということ。
本記事では、実際に豆を挽いた際の粒度(均一性)の検証から、初心者の方が迷いやすい「分解・組み立て」の手順まで、動画を交えて徹底レビューします。
旧モデル「スマートG」との大きな違いも解説するので、購入後に後悔したくない方は、ぜひ最後までチェックしてください。
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【この記事の執筆・監修者】
目次
コーヒーミル・スマートG PROの4つの特徴
ハリオの「コーヒーミル・スマートG PRO」の商品の基本情報です。
| 品番 | MSGS-2-B |
| 製品サイズ | 幅150×奥行53×高190mm 口径46mm |
| 容量 | コーヒー豆 24g |
| 重量(個箱含む) | 約400g |
| 材質 | フタ・本体/メタクリル樹脂 ハンドルツマミ・外臼止め・/ポリプロピレン ハンドル・シャフト・スプリング・ワッシャー・ベアリング・臼・臼座/ステンレス バンド/シリコーンゴム 調節ツマミ/ナイロン |
それでは、これを踏まえ、4つの特徴を見ていきます。
特徴①手動ステンレスミルでは破格の値段


本格的なコーヒーを楽しみたい方が最後に行き着くのが「ステンレス刃」のミルですが、最大のネックはその「価格」です。
有名ブランドのステンレスミルは、1万〜3万円ほどするのが当たり前の世界。
初心者の方が最初に手を出すには、少し勇気がいる金額です。
そんな中、ハリオの「コーヒーミル・スマートG PRO」は、メーカー希望小売価格 ¥6,600(税込)という、相場を破壊するような価格帯となっています。(※2026年2月時点)
「安いから性能もそこそこ?」と思うかもしれませんが、今回使ってみて、この値段で出せる最高のパフォーマンスを実現しているのではないかと感じました。
特徴②アクリル樹脂の軽さ
一般的なステンレスミルはボディ全体が金属製でずっしりと重いですが、スマートG PROはアクリル樹脂によって「軽さ」と「使い勝手」を両立しています。
これによって、以下のようなメリットが生まれます。
- 女性でも扱いやすいスリムなボディ
- 挽き終わりが一目でわかる透明感
- アウトドアの持ち運びにも軽くて便利
特徴③ハンドルが収納可能


スマートG PROは、ハンドルを取りはずして、本体横のベルトに収納することができます。
ハンドルがコンパクトにできないミルは、収納時に横に場所を大きく取るので、この仕様は嬉しいポイントです。
使う時は六角のシャフトにはめるだけです。
このスマートな設計は、収納はもちろんのこと、アウトドア時にカバンに入れて持ち運ぶのにも便利です。
特徴④分解も工具いらずで簡単
「コーヒーミルは洗うのが大変そう…」
「分解したら元に戻せなくなりそう…」
そんな初心者の方の不安も、スマートG PROなら安心です。
このミルの素晴らしい点は、ドライバーなどの工具が一切不要なこと。
粗さ調節つまみをクルクルと回していくだけで、主要なパーツを誰でも簡単に分解&組み立てができます。
ステンレスミルは、水洗いができないため、定期的にブラシやハケなどで掃除が必要なので、気軽に分解できるメリットは大きいです。
分解方法と組み立て方は、記事の後半で動画を交えて解説しているので、参考にしてください。
迷ったらどっち?セラミック刃とステンレス刃の違い
コーヒーミルの刃には、大きく分けて「セラミック」と「ステンレス」の2種類があります。
素材が違うだけで、性能に以下のような大きな差が生まれます。
| セラミック | ステンレス | |
| 豆の挽き方 | 臼のようにすり潰すイメージ | 鋭利な刃で切り刻むイメージ |
| 切れ味 | ゴリゴリして固め | サクサクして軽め |
| 粒度の均一性 | 微粉が出やすく、バラつきがち | 粒が揃いやすい |
| 味 | 味の輪郭がぼやける | 豆の個性をしっかり引き出せる |
| 耐久性 | 摩耗しやすく、固い豆だと刃がかけるおそれ | 硬く、切れ味が長持ちしやすい |
| 静電気 | 起きにくい | 起きやすい |
| メンテナンス | 水洗い可能 | 水洗い不可、ブラシ掃除がメイン |
| 価格相場 | 安い(1万円未満がほとんど) | 高い(1万円以上がほとんど) |
特に、スペシャルティコーヒーなどの浅煎りの豆は、セラミックのミルで挽くと非常に固く、場合によっては刃が割れる可能性もあります。
安さと水洗いの手軽さではセラミックが魅力的ですが、挽きやすさ、耐久性、粒度の均一さなど多くの点でステンレスの魅力が目立ちます。
スマートG PROは、ステンレスの価格の弱点を払拭している点で、セラミック派の人の乗り換えモデルとしては最有力候補になると思います。
ちなみに、ハリオから発売されている他のミルとも比較したい方は「ハリオのおすすめコーヒーミル!手動・電動・粗さ調整の違いを解説」の記事も参考にしてください。
コーヒーミル・スマートG PROの挽き目
コーヒーミル・スマートG PROの挽き目は、つまみを回すことで調整できます。
- 時計回りに止まるところまでつまみを回す。
- この状態だと、中の刃が干渉しあい良くない状態のため、すぐに1クリックだけ逆に戻す。
- この状態を0とする。
- ここから以下の目安を元に、反時計回りに好きなクリック数だけ回す
粒度の目安(説明書参考)
細挽き…15~18クリック
中細挽き…19~22クリック
中挽き…23~26クリック
粗挽き…27~30クリック

粗挽きになるにつれて、ややムラが大きくなりますが、これは荒くなると自然とそうなるため許容範囲のレベルだと思います。
むしろ、一番ハンドドリップで使うであろう中細挽きで、この粒度の揃い方なら申し分ない均一差だと感じました。
挽き目をいろいろ調整した結果、私の中ではハンドドリップは、20クリックがちょうどおすすめです。
これは、選ぶ豆の特性によっても、ベストなアプローチは変わるため、あくまで参考程度に留めておいてください。
コーヒーミル・スマートG PROで実際に挽いて飲んでみた感想
今日の一杯!
— ハリオ大好き! (@hariodaisuki) February 17, 2026
ハリオのスマートG PROで淹れてみました。
コンパクトでザクザクいけて挽き目もキレイで味の輪郭もくっきり!
ステンレスミルとしての仕事はしっかり果たしてくれます!#コーヒーのある暮らし pic.twitter.com/uNz3OoXFKX
上記動画で、中細挽きの20クリックで、実際にハンドドリップで飲んでみました。
豆の個性やフレーバーも感じ取れる、6000円クラスのミルとしては十分すぎる性能だと思いました。
特に酸味がキレイに出ているのが印象的です。
挽き具合いもガリガリとすり潰すのではなく、サクサク切り刻んでいる感触が伝わってきて、良好でした。
もちろん、コマンダンテのような高級ハンドミルと比べれば劣りますが、私がよく使っているタイムモアの1万円クラスのモデルと比べても、そこまで大差はないように感じました。
動画で解説!「分解」と「組み立て」手順
ここからは、「コーヒーミル・スマートG PRO」の分解と組み立ての手順を解説します。
ちなみに工具は必要ありません。
どちらも、動画とテキスト両方で手順が分かるようにしています。
※ちなみに、製造年月日によって若干内部仕様やパーツが異なる場合があるため、ご注意ください。
ハリオ公式に問い合わせて、何度か仕様が変わっていることを確認しています。
分解手順
【動画の補足】スマートG PRO 分解手順リスト
動画で解説している組み立ての流れを、テキストでも確認できるようにまとめました。
特に小さなワッシャー(平らな金具)は無くしやすいので、小物ケースなどに入れて作業することをおすすめします。
- 普段使ってるパーツを外す。
ハンドル、フタ、粉受けボトル(下のカップ)を外して、本体だけの状態にします。 - 黒い外枠(ホルダー)を外す。
軽くひねると「カチッ」とロックが外れて取り外せます。 - 調節つまみを外す。
コツ: 上に出ているシャフト(金属の棒)を指でつまんで固定しながら、下側のつまみを「反時計回り」に回し切って外します。 - 下部のパーツ4点を順番に外す。
台座(プレート)
ステンレス刃(内刃) ※手を切らないよう注意!
スプリング(バネ)
ワッシャー(1個目) - シャフトを上から引き抜く。
注意: シャフトを抜くと、上側についているワッシャー(2個目)も一緒にポロッと落ちやすいので注意してください。 - リング刃(外刃)を外す。
本体底面から、両手で優しく引き抜きます。ここも刃で指を傷つけないよう慎重に。 - 分解完了!
ブラシやハケでコーヒー粉を清掃します。水洗いは不可です。
組み立て手順
【動画の補足】スマートG PRO 組み立て手順リスト
動画で解説している組み立ての流れを、テキストでも確認できるようにまとめました。
特に「ワッシャーは2個あって同じものですが、それぞれの向き」だけは間違いやすいので要注意です!
- ワッシャー(1個目)を入れる。
重要: 凸(出っ張り)が「下向き」になるように乗せます。 - シャフトを差し込む。
上からシャフトを通します。ここからは、上部のシャフトを指で押さえながら作業するとスムーズです。 - リング刃(外刃)をセットする。
英字が書かれている面が、自分から見える向きにします。 - ワッシャー(2個目)を入れる。
重要: 今度は凸(出っ張り)が「上向き」になるように入れます。
※2つのワッシャーの出っ張りが、本体内部で向かい合う形になります。 - スプリング(バネ)を入れる。
- ステンレス刃(内刃)を入れる。
- 台座のパーツをはめる。
刃の凹と凸に合わせてセットします。 - 調節つまみを締める。時計回りに回して取り付けます。
コツ:ハンドルを取り付けて固定すると、つまみを回しやすくなります。 - 黒い外枠ホルダーを付ける。
- シリコンベルトを取り付ける。
- 粉受けボトルとフタ、ハンドルをセットして元通りです。
注意!「コーヒーミル・スマートG」との違い
「コーヒーミル・スマートG PRO」と似た商品に、「コーヒーミル・スマートG」という商品があります。
「コーヒーミル・スマートG」は、刃がセラミックのため、安いからといって間違って購入しないように注意いしましょう。
「コーヒーミル・スマートG」はクリアカラーが主流ですが、「PRO」と同じブラックカラーも出回っており、そちらは見た目もほぼ同じなので気を付けてください。
この記事で解説しているのは「PRO」のブラックです。(型番:MSGS-2-B)
「PRO」じゃないと、ステンレス刃ではありません。
コーヒーミル・スマートG PROの気になった点
気になった点は、樹脂の本体です。
樹脂製の本体は軽くて、透明で、安さにもつながっており魅力が多いですが、固いものにぶつけたりすると、スリ傷が付きやすいかなと感じました。
ただ、コーヒーミルは毎日使うもので、見た目より実用性が重要と割り切れば、妥協できるレベルです。
幸い本体が黒いため、仮にズリキズが付いても目立ちにくくはなっています。
まとめ:1万未満のステンレスミルの第一候補!セール時は5千円切ることも!
ハリオの「コーヒーミル・スマートG PRO」は、まさに「ステンレスミルの価格破壊」とも言えるハンドミルです。
正直、数万円する高級ミルと比べれば樹脂製のチープさは否めませんが、肝心の「味」に直結する刃の性能は、1万円クラスの他メーカーに引けを取らない性能だと感じました。
- セラミックミルからステンレスミルへ乗り換えを考えている方
- キャンプや旅行に軽いミルを持ち出したい方
- ハリオ製品で器具を統一したい方
- スペシャルティコーヒーのような浅煎りをセラミックで挽いてる方
これらに当てはまるなら、買って損はない一台です。
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