春先や秋にツライ花粉症。
目のかゆみや鼻水などの症状をなんとかしたい!と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、「コーヒーが花粉症に効く」といった情報を耳にすることがあります。
本当にコーヒーで花粉症が改善するのか、それとも悪化する可能性があるのか。
この記事では、花粉症とコーヒーでよく言われている改善効果と悪化作用について、触れていきます。

コーヒーと花粉症の関係には様々な考えがあり、これといった明確な正解はありません。
一般的に言われている知識として頭に入れておいてください。
目次
花粉症の原因
花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの植物から飛散する花粉が原因で引き起こされるアレルギー反応です。
花粉が目や鼻の粘膜に付着し、体が異物と認識することで、免疫反応が過剰に働き、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が現れます。
特に春はスギ花粉、秋はブタクサ花粉が多く飛散するため、アレルギー体質の人は季節ごとに症状が悪化しやすくなります。
花粉 | 飛散時期 |
スギ | 2~5月ごろ |
ヒノキ | 3~5月ごろ |
シラカンバ | 5~6月ごろ |
イネ | 4~10月ごろ |
ブタクサ | 8~10月ごろ |
ヨモギ | 8~10月ごろ |
コーヒーは花粉症に効くのか?
コーヒーには、私たちが思っている以上にさまざまな成分が含まれています。
その中には、花粉症に「良い影響」を与えるものもあれば、「悪影響」を与える可能性があるものも存在します。
具体的にどのような作用があるのかを見ていきましょう。
コーヒーのクロロゲン酸が花粉症の予防改善効果
コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」というポリフェノールには、抗酸化作用や抗炎症作用があることが知られています。
この成分が、花粉症の症状を緩和するのではないかと注目されています。
クロロゲン酸には、アレルギー反応を引き起こす「ヒスタミン」の分泌を抑える働きが期待されており、これによって、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が和らぐ可能性があります。
全日本コーヒー協会の記事内の杉本幸雄さんの研究によると、以下の量のコーヒーを摂取すれば症状を和らげることができるそうです。
- くしゃみを軽減するには・・・・コーヒー1日1〜2杯を2週間継続
- 花の違和感を軽減するには・・・コーヒー1日3~5杯を2週間継続
ただ、毎日コーヒー5杯は人によってはカフェインの摂取量が多く健康被害が出る可能性も高いため気を付ける必要があります。
コーヒーのカフェインで花粉症が悪化
一方で注意したいのが「カフェイン」の影響です。
コーヒーには多くのカフェインが含まれており、このカフェインが体にストレスを与え、自律神経を乱すことでアレルギー症状を悪化させる場合があります。
カフェインの摂り過ぎは、体内の水分を奪い、鼻や喉の粘膜を乾燥させる原因になります。
乾燥した粘膜は花粉が付着しやすくなり、結果として花粉症の症状がひどくなることも考えられます。
「コーヒーを飲むと症状が悪化する」と感じたことがある人は、カフェインの影響かもしれません。
その場合は、カフェインレスコーヒーを選ぶのも一つの方法です。
コーヒー以外で花粉症に効くと言われる飲み物

花粉症の症状を和らげたい場合、コーヒーだけでなく他にも効果が期待できる飲み物があります。
日常に取り入れやすいものを紹介します。
ヤクルトのような乳酸菌飲料
乳酸菌は腸内環境を整える働きがあります。
腸内環境の改善は免疫バランスの正常化につながり、アレルギー症状の緩和が期待できます。
実際に、ヤクルトをはじめとする乳酸菌飲料を飲み続けることで花粉症の症状が軽減したという声もあり、腸内フローラを意識した生活習慣が花粉症対策になると考えられています。
お茶・紅茶
緑茶や紅茶に含まれるカテキンには、抗アレルギー作用があるといわれています。
特に緑茶の一部の品種に含まれる「メチル化カテキン」は、アレルギー反応を抑制する作用が注目されており、日常的に飲むことで症状の緩和につながる可能性があります。
ルイボスティー
ルイボスティーに含まれる「フラボノイド」と呼ばれるポリフェノールは、抗酸化作用が強くアレルギー症状の緩和に効果的とされています。
ミネラルも豊富なため、免疫力の向上も期待でき、花粉症シーズンに限らず、通年での健康維持にも役立ちます。
また、ノンカフェインであることもルイボスティーのいいところです。
甜茶(てんちゃ)
甜茶は、古くから中国で親しまれてきた健康茶で、「甜茶ポリフェノール」に抗アレルギー作用があります。
ヒスタミンの放出を抑制し、鼻炎や目のかゆみを和らげる働きがあるといわれ、花粉症対策の飲み物として人気があります。
花粉症を悪化させる飲み物

逆に、花粉症の症状を悪化させる可能性がある飲み物も存在します。
知らずに摂取している人も多いので注意が必要です。
お酒・アルコール飲料
アルコールは血管を拡張させ、鼻づまりや目の充血を悪化させる原因になります。
さらに、アルコール代謝によって発生するアセトアルデヒドが、ヒスタミンを放出させ、アレルギー症状を悪化させることがあるため、花粉症シーズンは控えた方が無難です。
高糖質飲料
清涼飲料水やジュースなどの高糖質飲料は、体内の炎症を悪化させる可能性があります。
血糖値が急激に上がると、免疫機能が乱れやすくなり、結果としてアレルギー症状がひどくなることがあるため、控えめにしましょう。
これはコーヒーに砂糖を入れるのも同様です。
また、コーヒーフレッシュを入れる人がいますが、これはトランス脂肪酸が含まれており、消化にエネルギーを消費するため炎症を悪化させると考えられています。
コーヒーと花粉症のまとめ
コーヒーは、クロロゲン酸による抗アレルギー作用が期待できる一方で、カフェインの摂取量によっては花粉症の症状を悪化させる可能性もあります。
個人の体質によって感じ方が異なるため、自分の体調や症状を見ながら調整することが大切です。
もしカフェインが気になる場合は、カフェインレスコーヒーや他の抗アレルギー作用がある飲み物を取り入れてみるのもおすすめです。
花粉症対策は、飲み物の選び方から始めることも効果的です。毎日の習慣を見直して、つらい季節を少しでも快適に乗り切りましょう。