コーヒーの粉の量が分からなくてこの記事にたどり着いたという方、正解です!
なぜなら、もうこれ以上人生でコーヒーの粉の量について悩むことがなくなるからです。
結論から言います。
あなたが飲みたいと思うコーヒーの量に 12 を割って、14 を掛けてください。
これですべての悩みが解決します。
少し意味が分からないと思うので、ここから詳しく裏ワザの全貌を解明していきます。
この裏ワザは自分の基準の量を知る方法なので、もうこれ以上粉の量っていくつだっけ?とネットで調べることはなくなるでしょう。
一度この方法を覚えれば一生役に立つ知識なので、ぜひ覚えていって下さい。
粉の量を調べたのに納得できない理由
コーヒーの粉の量を調べたのに納得できないのは、正解が一つじゃないからです。
例えば、ネットでコーヒーの作り方を調べたとします。
そこには 15g のコーヒー粉を用意すると書かれていました。
言われた通りの分量を守って、あなたはコーヒーを作ります。
1週間後、また粉の量が分からなくなったので、もう一度調べました。
前とは違うサイトでしたが、そこには 20g と書いていました。
20 だったかな?と不安になったあなたはコーヒーの袋の裏に書かれている作り方を見ます。
そこには 12g と書かれていました。
このように、コーヒーの作り方には個人差があり、それが必ずしもあなたにぴったりの量とは限らないのです。
自分が飲みたい量を決める
残念ながら「コーヒーの作り方」と調べても、それは本来、「自分が飲みたい量」に対しての「粉の量」ではありません。
今から作るコーヒーは、自分自身が飲むものなので、まずは「自分が飲みたい量」を決めましょう。
「自分が飲みたい量」の決め方
- 実際に今からコーヒーを入れるコップを用意する。
- スケールの上にコップをのせて、値を「0」にする。
- コップに自分が飲みたいと思うコーヒーの量を仮定して、水道水を注ぎます。
- スケールに表示された値が「自分が飲みたい量」です。
この「自分が飲みたい量」というのは基本的に変わることはありません。
というのもコーヒーを飲むときに、今日はちょっと少なくていいかな?とか、もうちょっと飲みたいな?といって量を調節することがありますか? ありませんよね?
ということは、ここで求めた「自分が飲みたい量」は、もう未来永劫変わることのない量だと思っておいてください。
自分が飲みたいなと思ったら、たとえ10年後でもだいたいその量ということです。
適切な比を知る
自分が飲みたい量はとりあえずどこかにメモしておいてください。
ここからは「粉の量」と「お湯の量」と「自分が飲みたい量」のそれぞれの分量の比を説明します。
「粉の量」1 :「お湯の量」14 :「自分が飲みたい量」12
「お湯の量」より「自分が飲みたい量」が少ないのは、コーヒーを淹れた後はお湯がペーパーとコーヒー粉に残留するためその分を考慮しています。
この比の割合は、ハリオ(HARIO)が V60ドリッパーでコーヒーを淹れるときに紹介されている比で、私自身様々な分量比を試しましたが、この割合が最もベースとして汎用的に誰もが納得できる量だと思ったので、この割合を採用しています。
ちなみに、液体はml、粉はgと単位が違いますが、それぞれの誤差は微々たるものなので、ここでは同じものとして扱います。
逆算法で一発解決!裏ワザの手順
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、逆算すれば「自分が飲みたい量」から「粉の量」と「お湯の量」をそれぞれ求めることができます。
「粉の量」「お湯の量」が簡単に分かる裏ワザの手順
- 「自分が飲みたい量」を決める(決め方は上の項目を参照)
- 「自分が飲みたい量」に 12 を割る
- その答えが「粉の量」になる
- 「粉の量」に 14 をかける
- その答えが「お湯の量」になる
(例)
仮に「自分が飲みたい量」が 230ml の場合
230 ÷ 12 = 19.16666….
小数点は自分のスケールがコンマ1まで計測できるのであれば、小数点第2を四捨五入して 19.2 。
小数点が測れないなら、小数点第1を四捨五入して、19 とする。
それが「粉の量」です。
粉の量が 19 なので、
19 × 14 = 266
266ml が必要な「お湯の量」です。
実際にお湯を沸かすときには 266ml ちょうどではなく 100ml 以上は多めに入れて沸かした方がお湯が冷めにくいので、 360ml くらいのお湯を沸かすことをおすすめします。
まとめ
今回紹介した裏ワザは、あくまでも基準を決める方法です。
この基準で一度コーヒーを淹れてみて、濃いなと思ったら、ちょっと粉を増やすかお湯を足してください。
薄いなと思ったら、その逆をすることで微調整していきましょう。
新しいコーヒー豆を買ったときや、いつもとは違う挽き目やローストのコーヒーを淹れるときなどは、基準が分からないのでこの方法でまず淹れることをおすすめします。
「粉の量」1 :「お湯の量」14 :「自分が飲みたい量」12
冷蔵庫にでもこのメモを貼っておけば、もう一生悩むことはありません。
あなたのコーヒーライフがより豊かになることを願っています。