ダイソーのコーヒーグッズがスゴいです!
ドリッパーから、ペーパーフィルターにドリップアシストまで、100円で本当に何でも揃っちゃいます!
でも、100円という安さゆえ、荒が目立つところもあるのは事実です!
そこで今回は、コーヒーインストラクター2級の筆者が、実際に使ってみて良かった点と悪かった点を、お世辞抜きでレビューしていきます。
たかが100円でも、損はしたくないという人は、こちらの記事を購入の参考に役立ててください。
シャワードリップ


シャワードリップは、ハンドドリップ初心者でも適切なドリップができるようになる、ドリップのアシストツールです。
ドリッパーの上に乗せて使い、お湯を注ぐだけで穴から適切な量のお湯がシャワーのように注がれることで、ハンドドリップが可能になります。
私の調べでは、抽出速度は200mlの時におよそ2分程度でお湯がなくなりました。
実際の味の方ですが、普通においしく淹れられていました。
直径が7cm~12cmの大きさのドリッパーなら使えると表記があるように、多くのドリッパーで使用できますが、円形であることから円すい形ドリッパーに使うのが適切だと思いました。
実際、私の手持ちの円すい形ドリッパーで、試した結果が以下の通りです。
問題なく使用可能だったドリッパー | 使用が難しかったドリッパー |
V60 SUIREN クリスタルドリッパー ORIGAMI KONO式 | Deep27(ペーパーが干渉、直径がやや小さい) ウェーブドリッパー(ペーパーが干渉) |


使用が難しかったドリッパーは、ペーパーの干渉が問題でした。ペーパーを切ったり、無理やり押し込んで使用すれば使えないことは無いですが、美しくはありません。
またウェーブドリッパーは、私の持っているサイズが一人用だったため、もしかしたら2人用なら干渉が少なく使えるのかもしれません。



シャワードリップの良かった点と悪かった点
良かった点
・普通に美味しく仕上がる
・細口ケトルがない初心者も美味しく淹れられる
悪かった点
・一部対応していないドリッパーがある
・たまにお湯が抜けきらない時がある
ドリップバッグスタンド



ドリップバッグスタンドは、その名の通り、コーヒーのドリップバッグをマグカップにつけないようにするスタンドです。
コーヒーバッグは、基本的にマグカップに直接付けて抽出するものですが、これだとバッグが抽出液に漬かってしまいます。
以下のように、抽出液に漬かることで、過抽出になったり、たくさんのお湯を注ぐとマグカップから液が溢れそうになったりするという弊害があります。

このドリップバッグスタンドを装着すれば、高い位置から抽出が可能になるため、これらの弊害から守ることができます。
実際、装着も簡単で、これはドリップバッグ愛好者であれば、一つ持っててもいいかなと思えるアイテムだと思います。


ドリップバッグスタンドの良かった点と悪かった点
良かった点
・簡単で収納にも困らない
・ドリップバッグが漬からない
悪かった点
・特にないが、浸水させることで味を濃くしたい人には必要ないかも
おこのみドリッパー



おこのみドリッパーは、抽出速度をお好みで変えることができるドリッパーです。
100円でそんな高機能ドリッパーができるのは、さすがダイソーさんといったところ。
ドリッパーの底には3つの穴がありますが、茶色いパーツを回すことで、穴の大きさを変えることができます。


完全に穴を閉めることもできるんですが、実際にお湯を注いでみると、点滴のようにお湯は落ちてきます。
さすがにこれができてしまうと、ハリオのスイッチやクレーバードリッパーが圧倒的なコスパで惨敗してしまいますからね(笑)
ただそれでも、全開時と全閉時では明らかに抽出速度が変わったので、極めていけば、自分好みの味を作り出すことは可能だと思います。
おこのみドリッパーの良かった点と悪かった点
良かった点
・抽出速度を変えられる(抽出途中でも変えられる)
・パーツは外して洗える。
悪かった点
・完全密閉はできない。
ダブルコーヒードリッパー


ダブルコーヒードリッパーは、一つのドリッパーで2つのマグカップに抽出できるドリッパーです。
本当にダイソーさんのアイディアには驚かされます。
そして、ちゃっかり特許出願中と記載が。かなりガチのようです。


使用して気付いたこととしては、2つのマグカップの距離です。
2つに注ぎ分ける穴の幅が、1.3cm程度しかないので、ほぼマグカップ同士を密着させる必要があります。
コップの形状や大きさによっては使えない可能性があります。(本体には内径65~90mmのカップに対応と記載あり)
また、ダブルコーヒードリッパーは台形ですが、今回私が使ったメリタさんのペーパーでは全く形状が違いました。
かなり縦長の台形で、これに適応したペーパーはないので自分でそれっぽく折ることになります。


いろいろ荒は目立ちますが、例えば夫婦で毎朝2人がコーヒーを飲む家庭ならありなんじゃないかと思います。
いちいちコーヒーサーバーに受けて、振り分ける手間を考えると、洗い物も小さくて済むし、利便性を求める家庭にはおススメです。
ダブルコーヒードリッパーの良かった点と悪かった点
良かった点
・毎日2人がコーヒーを飲むという限られた環境なら、かなり使える
悪かった点
・使えるマグカップが限られる
・専用のペーパーがなく、折る工夫が必要
ダイソーの100円コーヒーグッズのまとめ
今回、ダイソーの100円のコーヒーグッズを実際にいろいろ使ってみて正直にレビューしました。
個人的によかったアイテムは、シャワードリップとおこのみドリッパーです。
シャワードリップは、多くの円すい形ドリッパーに対応しているし、ハンドドリップ初心者でやかんのような大口のケトルしかない人はこれで、かなり美味しくドリップできるようになると思います。
また、おこのみドリッパーは、調整が無段階で研究していけば、いろんな使い方が楽しめそうです。
例えば、最初は点滴のようにじっくり落としてから、後半ドバーっと落としたり、抽出途中で速度を変えることもできます。
たかが100円ですが、100円の中にアイディアがぎゅっと詰まっており、価格以上の体験をすることができました。
またこのような面白いコーヒーグッズがあれば紹介出来たらと思います。