今回は、中山珈琲焙煎所さんのコーヒー豆をレビューします。
中山珈琲焙煎所は、京都府木津川市にお店を構えるコーヒーショップです。
名前の通り店舗に焙煎機があり、自社で焙煎した新鮮なコーヒーを提供しておられます。
通販ショップでは、NAKAYAMA COFFEE ROASTERYと英語名の方を強く打ち出してらっしゃるので、一瞬同じお店のサイトか分かりませんでしたが、どちらの名前を使っても問題なさそうです。
中山珈琲焙煎所さんのコーヒーの袋はしっかりしていて、カラフルなところが個人的にツボです。
今回は緑でしたが、他にもオレンジ、紫、ピンクなどがあり、鮮やかなカラーデザインが目を惹きます。
そして、裏面に書かれた「SO CLEAN, SO FRESH!」のコピー。
すごくカッコいいですね。

中山珈琲焙煎所 デカフェ ブラジル ドナ・ネネン農園


今回レビューするのは、デカフェのブラジルの豆です。
デカフェの工程に詳しくないのですが、スイスウォータープロセスとよばれる化学薬品を使わない安全な方法でカフェインを99.9%除去しているそうです。
さらにこちらの豆のプロセスは、アナエロビックのナチュラルです。
アナエロビックとは嫌気性発酵と言って、密閉されたタンクの酸素の少ない環境で発酵を行う方法です。
通常の発酵より独特な風味が生まれることで知られています。
袋を開けると中深入りの焙煎度合いで、焙煎の香ばしさが漂ってきました。
ただ豆本来の香りは、そこまで感じられなかったです。
あとはデカフェによるものかもしれませんが、焙煎度合いに比べて豆の油分はあまり見られません。
豆の詳細情報
エリア:MINAS-GERAIS
デカフェ:スイスウォータープロセス
農園 :ドナ・ネネン
標高 :1080m
品種 :ブルボン
精製 :アナエロビック ナチュラル
焙煎 :中山珈琲焙煎所
飲んでみた感想、レビュー


まず口にした印象は、思ったよりあっさりした味わいだと感じました。
中深煎りとは思えない軽い口当たりのよさと、個性的な風味が特徴的です。
この風味がなんと形容したらいいのか非常に難しいのですが、香ばしさをまとっているけどやさしくマイルドな風味です(笑)
デカフェ×アナエロ×ナチュラルという、なんとも言えない化学反応が口の中で起こっていることは確かです。
あまり普段のコーヒーからは感じられない、不思議な風味で面白い味だなと感じました。
そしてパッケージにおすすめのレシピ「1g×14ml 85℃ 2~3分」が書かれていたので、いつものレビューのレシピとは別で淹れてみました。
すると、甘みやコクがより感じられバランスの良い味になりました。
なるほどと思いました。
85℃という低温抽出が、この豆の魅力を最大限に引き出す温度だったようです。
中山珈琲さんの豆のパッケージは必ずおすすめのレシピが書かれているので、それに従って淹れるのが最適解のようですね。
レビュー時の抽出方法
豆 20g 中細挽き
お湯 230ml (93度)
ハリオ V60透過ドリッパー
- 30mlで30秒蒸らし
- その後、70ml、110ml、150ml、190ml、230mlと、お湯を注ぐ
- 落とし切る(蒸らし込みで3分程度)