ハリオのおすすめ水出しコーヒー器具でコールドブリューを楽しもう!

ハリオ製品レビュー

ハリオのおすすめ水出しコーヒーポットでコールドブリューを楽しもう!

毎日コーヒーを飲むという人でも、夏場の35度を超えるような時にホットコーヒーを飲むのは少しためらわれます。

そんな時でも、手軽にアイスコーヒーを作ってリフレッシュできるのが、「水出しコーヒー」です。

水出しコーヒーは、近年「コールドブリュー」と言われ、夏のコーヒーの定番と化しています。

市販のコーヒー飲料でもコールドブリューを前面に押し出したものを見かけることが多くなりました。

でも、コーヒー好きの人は、自分のお気に入りのコーヒー豆で水出しコーヒー、コールドブリューを楽しみたい!

と思っている人も多いと思います。

そこで今回は、コーヒーインストラクター2級の私が、ハリオで販売されているおすすめの水出しコーヒー器具を紹介します。

ハリオのコーヒー器具製品は、バージョン違いや前の世代のモデルなどが混在しているので、その辺りのややこしい性能の違いも参考にしてもらえるかと思います。

※本記事はアフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト含む)を使用しています。 
※商品画像は HARIO 株式会社様より使用許諾を得ています。

水出しコーヒー、コールドブリューとは?

水出しコーヒとは、お湯を使わずに水でじっくり抽出するコーヒーのことです

海外で「コールドブリュー(cold brew)」と呼ばれていましたが、今では日本でもこの言葉が一般化しています。

水出しコーヒーの抽出方法は主に2種類あります。

どちらもお湯を使わないため、コーヒーの成分がゆっくりと溶け出し、苦味や渋みが抑えられ、クリアな味わいになるのが特徴です。

水出しコーヒーの種類と特徴

浸漬式(しんししき) → 大容量タイプが多いが浸漬時間は長い

コーヒーの粉を水に漬けたまま、数時間かけてじっくりと抽出する方法です。一般的には冷蔵庫で8時間ほど置くことで、ゆっくりとコーヒーの成分が水に溶け出します。抽出されたコーヒーは、苦味や渋みが少なく、まろやかで柔らかい口当たりになります。コクがあって飲みやすく、冷蔵保存もしやすいため、作り置きにも向いています。

滴下式(てきかしき)ダッチコーヒー → 抽出時間は1時間程度だが出来上がり容量は少ない

滴下式は、コーヒーの粉の上に水を一滴ずつ垂らしながら抽出する方法です。ダッチコーヒーとも呼ばれています。まるで点滴のように少しずつ抽出することで、より繊細な風味が引き出されます。ゆっくり抽出されるその様子は演出効果も高く、見て楽しむこともできる抽出方法です。

水出しコーヒーのメリット

水出しコーヒーが現在のように、多くの人に親しまれるようになったのは、手軽に作れておいしいというのが理由の一つです。

他にも水出しコーヒーには、以下のようなメリットがあります。

水出しコーヒーのメリット

まろやかでクリアな味・・・熱を加えないため、苦味や酸味が抑えられ、すっきりとした口当たりに

ほっとくだけで完成する・・・冷蔵庫に入れておくだけで抽出&冷却が同時にできるので、寝る前に作れば次の朝には飲める。

アレンジがしやすい・・・濃いめに作ってミルクでカフェオレにしたり、炭酸で割ったり、バニラアイスと合わせたりもできる。

ハリオのおすすめ水出しコーヒーポット

では、ここからハリオ(HARIO)から販売されているおすすめの水出しコーヒー器具を紹介していきます。

商品の性能や、メリットやデメリットについても詳しく解説するので参考にしてください。

フィルターインコーヒーボトル

フィルターインコーヒーボトルは、ハリオの人気商品の一つフィルターインボトルのコーヒー版です。

ワインボトルの様なガラスのデザインで、作ってそのままオシャレに注いで楽しむことができます。

フィルターインコーヒーボトルでは、ストレーナーと呼ばれるコーヒー粉を入れるパーツがあり、ここに入れることで効率よく味を引き出すことができます。

通常のフィルターインボトルには、コーヒーストレーナーがないため水出しコーヒーが作れないので、購入時は注意してください。

商品サイズ幅87×奥行84×高300mm
口径71mm
出来上がり量650mL
抽出方法浸漬式
食洗機OK
横置きOK

フィルターインコーヒーボトル

メリット

  • ガラスが透明でワインボトルのようでオシャレ
  • 横置き&食洗機OKで使いやすい
  • ガラスは樹脂製に比べ臭い移りや傷が付きにくく衛生的

デメリット

  • 量がそこまで多くはない
  • ガラスなので落とすと割れやすい
  • 横置き可能だが、丸いので転がる
  • パーツがやや多い
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カークコーヒーボトル

カークコーヒーボトルは、カークボトルというモデルのコーヒー版です。

こちらはフィルターインコーヒーボトルの大容量版ともいえるモデルで1,000mLも作れるので、フィルターインコーヒボトルの弱点を克服しているのが特徴です。

大容量かつ利便性も求めているなら、フィルターインコーヒーボトルよりカークコーヒーボトルをおすすめします。

通常のカークボトルには、コーヒーストレーナーがないため水出しコーヒーが作れないので、購入時は注意してください。

商品サイズ幅90×奥行90×高320mm 口径85mm
出来上がり量1,000mL
抽出方法浸漬式
食洗機OK
横置きOK

カークコーヒーボトル

メリット

  • 大容量 1,000mL
  • 樹脂(トライタン製)なので、落としても割れにくい
  • 横置きでも角なので転がらない
  • 食洗機OK

デメリット

  • パーツがやや多い
  • ガラスではないため、ひっかき傷や臭い移りなどはする
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コールドブリューコーヒーピッチャー ライズ

コールドブリューコーヒーピッチャーライズは、従来型の水出しコーヒー容器のモデルです。

フィルターインボトルと違って、取っ手があるので注ぎやすいのが特徴です。

また、こう見えて横置きにも対応してるので、保管場所を選びません

またストレーナーは、底を開けることができるので、使用後のコーヒー粉をキレイに洗い流すことができる点もいいですね。

商品サイズ幅142×奥行108×高300mm
口径108mm
出来上がり量840mL
抽出方法浸漬式
食洗機OK
横置きOK

コールドブリューコーヒーピッチャー ライズ

メリット

  • 取っ手付きで注ぎやすい
  • 樹脂(トライタン製)なので、落としても割れにくい
  • 横置きOK
  • 食洗機OK
  • ストレーナーの底が外せて洗いやすい

デメリット

  • パーツがやや多い
  • ガラスではないため、ひっかき傷や臭い移りなどはする

水出し珈琲ポット

水出し珈琲ポットは、コールドブリューコーヒーピッチャーライズをガラスにしたような製品です。

というよりこちらが、もともとの定番モデルで、後からコールドブリューコーヒーピッチャーライズが出ています。

またこちらは、横置きには対応していないことも注意が必要です。

ストレーナーは同様に底が外れるので洗いやすくなっています。

ガラスは臭い移りや傷もつかなく衛星的な面でメリットがあります。

商品サイズ1000ml
幅138×奥行94×高294mm
口径88mm

600ml
幅138×奥行94×高208mm
口径88mm
出来上がり量1,000mL と 600ml
抽出方法浸漬式
食洗機OK
横置き未対応

水出し珈琲ポット

メリット

  • 1000mlと600mlの2モデルある
  • 取っ手付きで注ぎやすい
  • 食洗機OK
  • ストレーナーの底が外せて洗いやすい
  • ガラスは樹脂製に比べ臭い移りや傷が付きにくく衛生的

デメリット

  • 横置き未対応
  • ガラスなので落とすと割れやすい

ウォータードリッパー・ドロップ

ウォータードリッパー・ドロップは、ハリオの滴下式の水出しコーヒー器具です。

上に水を注いでゆっくり抽出する方式で、45分~60分程度で出来上がります。

滴下式はゆっくり抽出するので時間がかかるように思いますが、実は浸漬式より早く出来るところが魅力です

横置きすることはできませんが、それでも冷蔵庫に入れたまま抽出も可能なので、見た目以上に作るのは結構楽チンです。

ちなみに上部が樹脂で、下の受けがガラス製になっていますが、全パーツ食洗機対応です。

商品サイズ幅107×奥行102×高304mm
口径91mm
実用容量600ml
抽出方法滴下式
食洗機OK
横置き未対応

ウォータードリッパー・ドロップ

メリット

  • 浸漬式より早くできる
  • 食洗機対応

デメリット

  • 量がやや少ない
  • 専用紙フィルターがいる

スロードリップブリューワーハリオ雫

スロードリップブリューワーハリオ雫は、ハリオの滴下式の水出しコーヒー器具です

ウォータードリッパー・ドロップとの違いは、ストレーナーがステンレスなのが特徴です。

公式ではコーヒーだけでなく、お茶を作ることも推奨されています。

こちらも抽出時間は1時間程度で、浸漬式に比べれば格段に速く出来上がります

スロードリップブリューワーハリオ雫

メリット

  • 浸漬式より早くできる
  • 食洗機対応
  • お茶も作れる

デメリット

  • 量がやや少ない
  • 専用紙フィルターがいる
商品サイズ幅 116× 奥行 116× 高 356mm
用量600ml
抽出方法滴下式
食洗機OK
横置き未対応

ミルク出しコーヒーポット

ミルク出しコーヒーポットは、その名の通り牛乳でコーヒーを抽出するミルク出しコーヒーができるアイテムです。

付属のコーヒーパックにコーヒ粉を入れて、容器の中にコーヒーパックと牛乳を漬け込むという単純な構造になってます。

水で抽出していない分、濃いコーヒー成分が抽出されるので、普段のカフェオレとはまた違った味わいが楽しめます。

こちらも他の浸漬式と同様、8時間程度の抽出を要します。

ミルク出しコーヒーポット

メリット

  • 食洗機対応
  • カフェオレとは違う新しい体験

デメリット

  • コーヒーに比べると日持ちしない
  • コーヒーパックが必要(別途購入可能)
商品サイズ幅 93× 奥行 90× 高 140mm
実用容量500ml
抽出方法浸漬式
食洗機OK
横置き未対応

コーヒーパックで好きな容器で水出しコーヒーを作れる!

ハリオの「ミルク出しコーヒーポット」に付属している「コーヒーパック」は単品でも販売されています。

つまり、ご家庭にもともとある容器やポットを使って、水出しコーヒーを作ることが可能になります。

どうしても、お気に入りの容器で楽しみたい!という人は、「コーヒーパック」という選択肢もありだと思います。

ただ、水出しコーヒーを作るとなると、やはり多少の容器への匂い移りなどの可能性はあるので、使う容器は基本的に水出しコーヒー専用容器として使うことをおすすめします。

おいしい水出しコーヒーの作り方

水出しコーヒーの作り方に正解はありません。

基本的にはその製品の説明書通りの分量で作ってみて、自分で微調整していくのがおすすめの方法です。

ただ、水出しコーヒーの前にアイスコーヒーそのものの特性を理解しておくと、作り方にもより幅を持たせられると思います。

アイスコーヒーは、通常よりも深煎りで濃いめに作られています。

これは人間の舌の味覚が冷たい物に鈍感なので、あえて味を濃くすることでちょうど美味しく感じることができるからです。

冷たいジュースが車内でぬるくなって、急に甘ったるく感じた経験はありませんか?

これは常温になったことで、味覚を感じやすくなったことが原因です。

つまりジュースは冷たい状態で飲むことを考慮して、わざと糖分を多めにして作られています。

これは水出しコーヒーでも同じことで、普段ホットコーヒーで飲む分量や焙煎度合いよりも濃く作ることで、しっかり味を感じ取ることができます。

ハリオの水出しコーヒー器具で夏のコーヒーライフを手軽に満喫!

猛暑の夏でも、コーヒータイムを快適に楽しみたい方にとって、水出しコーヒーは最適な選択です。

ハリオの水出しコーヒー器具なら、冷蔵庫に入れておくだけで、手間をかけずにまろやかで風味豊かな一杯が完成します。

デザイン性も高く、使い勝手まで考えられている器具がたくさんあります。

容量や素材、抽出方法も豊富にそろっているので、ライフスタイルに合ったアイテムがきっと見つかると思います。

お気に入りのコーヒー豆とともに、今年の夏はハリオの器具で、極上のコールドブリューライフを始めてみませんか?


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