みなさんは、大きな豆のコーヒーを飲んだことがありますか?
今回のレビューは、マラゴジッペと言われる品種のコーヒー豆で、おそらくコーヒー界の中でも最大級の豆の大きさを誇る品種です。
希少種でなかなか取り扱っているコーヒー屋さんも少ないのですが、なんとヒルスコーヒーさんが、ブレンドではなく100%シングルオリジンでマラゴジッペを取り扱っていたので購入してみました。
この巨大な豆の味も気になりますが、大きさも気になると思いますので、味と大きさの両方をしっかりレビューしていきます。
※本記事はアフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト含む)を使用しています。
マラゴジッペとは?


マラゴジッペは、アラビカ種のティピカという品種から突然変異で生まれた品種です。
名前の由来は、発見されたブラジル北東部のバイーア州の地名からきています。
(マラゴジぺと表記していることもあります。)
ちなみに、今回ヒルスコーヒーさんで売られていたマラゴジッペは、ニカラグア産のものでした。
発見されたのがブラジルなだけで、他にもエルサルバドルや、メキシコなどでも栽培されています。
最大の特徴はその豆の大きさで、他の品種と比べても明らかに大きいことが一目見て分かります。
また、病気に弱く希少種として扱われているため、なかなか流通していません。
マラゴジッペは噂通りの規格外の大きさ!


マラゴジッペの豆を実際に手に取ってみると、噂通りの規格外の大きさでした!
私の小指と見比べても、見劣りしないこの大きさです。長辺を図ってみると約1.7cmありました。
無印良品のコーヒー豆と比較してみても、その違いは明らかです。
こうして見比べると、遠近感がバグッてきます(笑)
豆の香りを嗅ぐと、焙煎由来の香ばしさの中に、ドライフルーツのような甘い匂いが混ざっているような感覚を受けます。
ヒルズコーヒー マラゴジッペ飲んでみた感想、レビュー


この巨大な希少種マラゴジッペ。いったいどんな味がするんだろうと、おそるおそる口にしてみました。
結論から言うと、酸味主体の味で、甘さのバランスも程よく取れた、とても飲みやすい味でした。
口当たりもトローンとしており、嫌味はありません。
舌の上で転がして味わうと、どこかリンゴジュースっぽい酸味のニュアンスを感じました。
そこまでパンチのある印象的な風味ではありませんが、いままであまり味わったことのないやさしい酸味で、甘さとのバランスが良く、とにかく飲みやすかったです。
このマラゴジッペが改良されて、パカマラとなってスペシャルティーの世界で流行している現状を知っていると、すごく腑に落ちたような感覚です。
この味がバックボーンにあると思うと、そりゃ確かに美味しくなるなーとイメージが湧いてきます。
ヒルスコーヒーさんなら、この珍しい希少種を取り扱っているので、コーヒー通の人こそ一度は試してもらいたい豆ですね。
レビュー時の抽出方法
豆 20g 中細挽き
お湯 230ml (93度)
ハリオ V60透過ドリッパー
- 30mlで30秒蒸らし
- その後、70ml、110ml、150ml、190ml、230mlと、お湯を注ぐ
- 落とし切る(蒸らし込みで3分程度)