フェアトレードという言葉を聞いたことはありますか。
耳にしたことはあるけど、それが具体的に何を意味し、どのような仕組みで運用されているかを詳しく知る人は少ないかもしれません。
本記事では、フェアトレードの基本的な概念から、その意味や問題点、そしてコーヒーやチョコレートにフェアトレード商品が多い理由について解説します。
また、SDGsとの関係性や私たちが日常生活でどのようにフェアトレードに関与できるのかについても触れていきます。
フェアトレードを理解することで、公平な取引を支援し、持続可能な社会づくりに貢献する第一歩を踏み出しましょう。
フェアトレードとは簡単に言うと公平な貿易
フェアトレードとは、直訳すると「公平な貿易」という意味です。
しかし、これだけではなかなかイメージがつかめないと思います。
ここでは誰に対して公平なのか、またなぜフェアトレードが必要なのかについて分かりやすく簡単に解説します。
フェアトレードの意味とマーク
フェアトレードは途上国の生産者を守るために作られた制度です。
例えば、フェアトレード商品として有名なコーヒーは、多くの途上国の農園で生産されています。
しかし、その生産に掛けた時間や労力に見合った価格で、取引が行われないことがあります。
その理由には以下の3つが挙げられます。
- 生産者はそもそも価格決定において立場が弱い
- 投機の影響で変動する市場価格
- 気候変動による収穫量の低下
このまま生産者が搾取され続けて、生産農家として生活ができなくなることは避けなければいけません。
そこで生まれたのがフェアトレードです。
フェアトレードでは生産者を守る2つの制度があります。
フェアトレードの生産者を守る制度
- フェアトレード最低価格
国際市場価格の下落があっても、最低限の価格は保証される - フェアトレードプレミアム
輸入加工業者は品物代金とは別にフェアトレードプレミアムという資金を支払う
そして、1997年に設立された国際フェアトレードラベル機構 (Fairtrade International)により、世界統一の国際フェアトレード認証マークが作られました。
この認証マークが付いた商品は、公正な価格で取引された商品であるため、認証マークの付いた商品を買うことで間接的に途上国の生産農家を応援することができます。
ちなみに日本では、NPO法人の「フェアトレード・ラベル・ジャパン」が、国際フェアトレードラベル機構の基準に基づいて、この認証マークのライセンス事業を行っています。
フェアトレードの仕組み
フェアトレードの仕組みを流れに沿って簡単に説明します。
フェアトレードの流れ
- 生産者がフェアトレードの基準に沿って作物を生産
- 輸入・加工業者と適正な価格で取引
(取引とは別にフェアトレードプレミアムという資金も生産者に支払う) - 小売店で販売される
- 消費者は認証マークの付いた商品を買う
- フェアトレード商品が売れることで生産者の取引機会の増加
ここで重要なことは、フェアトレードプレミアムです。
生産者は輸入・加工業者との取引の中で、品物代金と別にフェアトレードプレミアムという資金をもらいます。
この資金は、生産者の団体の中で協議が行われた上で使用されますが、主にインフラ整備、教育、医療といったことに充てられるため、生産者だけでなく生産途上国全体に支援が行きわたるようにもなっています。
またフェアトレードの基準には、サスティナブルと呼ばれる持続可能な社会の実現に向けた、環境に配慮された基準も設けられているため、フェアトレードの認証農家の作物が売れることは、環境にとってもプラスに働きます。
なぜフェアトレードが必要なのか?
なぜフェアトレードが、ここまで世界的に必要とされているのでしょうか。
その理由を知るには、その作物の特性や国による問題も大きく関わってきます。
では、作物ごとにその理由を解説していきます。
フェアトレード対象産品 | フェアトレードが必要な理由や背景 |
コーヒー | コーヒーの原産地は熱帯雨林の途上国が多い・国際市場で決められる価格と現場コストの乖離 |
カカオ | カカオ農園で問題となっている児童労働・児童労働の根本的な理由が貧困 |
コットン | 世界の農薬の10%がコットン農場で使用されている・農薬による中毒死なども問題 |
サッカーボール | サッカーボールの生産はパキスタンが世界シェア70%・パキスタンの児童労働が深刻 |
切り花 | バラやカーネーションの大規模プランテーションにおける農薬と汚水問題 |
お茶 | インド、スリランカ、東アフリカ諸国の茶園での低賃金や劣悪な労働環境問題 |
児童労働、農薬、労働環境など、国によってフェアトレードが必要とされる理由は様々です。
ただその根底にあるのは貧困です。
これらの問題の多くは「貧困であるからそうせざるを得ない。」というケースが多々見受けられます。
フェアトレードでは、適正価格とフェアトレードプレミアムという資金でこれらの問題の解決に取り組んでいます。
フェアトレードとSDGsとの関係
フェアトレードの取り組みはSDGsが掲げる17の目標に密接に関わりがあります。
SDGsとは、2015年9月に国連サミットで加盟国の全会一致で決められた、2030年までに持続可能なよりよい社会を目指す国際目標です。
それぞれの目標毎に、フェアトレードがどのように関わっているのかまとめました。
SDGsの代表的な目標 | フェアトレードとの関連性 |
貧困をなくそう | 適正価格の取引で低賃金を無くす |
飢餓をゼロに | 適正価格の取引とフェアトレードプレミアムの資金により、小規模農家とその国両方を豊かにする |
質の高い教育をみんなに | フェアトレードプレミアムの資金は学校の等の公共施設にも充てられる |
働きがいも経済成長も | 小規模農家だけでなく周りのインフラ整備にも資金が利用されるため、国としての経済成長に繋がる |
人や国の不平等をなくそう | 先進国消費者がフェアトレード商品を買って途上国支援することで不平等の緩和 |
陸の豊かさも守ろう | 国際フェアトレード基準で定められた農法で環境に配慮 |
平和と公正をすべての人に | 国際的な環境に配慮した認証ラベルの中で、小規模生産者・労働者が50%の意思決定権を持つのはフェアトレードだけ |
SDGsでは、環境のことだけでなく人権問題や世界的な不平等を無くそうという目標も多く、フェアトレードの貧困をなくす取り組みがそれらの多くの目標に当てはまっています。
フェアトレード無くして、このSDGsの目標達成は不可能と言ってもいいでしょう。
フェアトレード商品にチョコレートやコーヒーが多い理由
フェアトレード商品でよく見かけるのがチョコレートとコーヒーです。
では、なぜこの2品目がフェアトレード認証商品に多いのでしょうか。
そこには以下のような理由があります。
以上のことから、チョコレートとコーヒーは、もっともフェアトレードの取り組みの効果が出やすい2品目とも言えます。
どうせやるのなら、問題が明るみになっていてフェアトレードの効果が出やすい商品から手を付けるのは、賢明な選択と言えます。
フェアトレードの基準
フェアトレードの認証を受けるためには様々な基準をクリアしなければいけません。
生産者の基準、トレーダーの基準、対象産品、生産国など、その属性ごとに基準が設けられています。
それらを一つずつ分解してわかりやすく解説します。
3つの国際フェアトレード基準
国際フェアトレードでは大きく3つの原則から基準が定められています。
フェアトレードの3つの国際フェアトレード基準
- 経済的基準
- フェアトレード最低価格の保証
- フェアトレード・プレミアムの支払い
- 長期的な取引の促進
- 必要に応じた前払いの保証など
- 社会的基準
- 安全な労働環境
- 民主的な運営
- 差別の禁止
- 児童労働・強制労働の禁止など
- 環境的基準
- 農薬・薬品の使用削減と適正使用
- 有機栽培の奨励
- 土壌・水源・生物多様性の保全
- 遺伝子組み換え品の禁止
フェアトレードという言葉の意味からすると、その取引価格にばかり目が行きがちですが、「社会的」「環境的」という基準もあるため、人権問題や環境問題にも配慮されているのが特徴です。
フェアトレード認証対象産品
フェアトレードには認証対象産品が定められています。
なんでもかんでもフェアトレード認証できるということではありません。
フェアトレード認証対象産品は以下の通りです。
産品名 | 代表的な製品 |
コーヒー | 焙煎豆 |
生鮮果物 | バナナ、りんご、アボカド、ココナッツ、レモン、オレンジ、ワイングレープ |
カカオ | チョコレート |
スパイス | バニラ、クミン、コショウ、ショウガ、シナモン |
ハーブ | ルイボス、ハイビスカス、カモミール |
蜂蜜 | 蜂蜜 |
ナッツ | カシューナッツ、胡桃、アーモンド、マカデミアンナッツ |
オイルシード・油性果実 | ごま、オリーブ、大豆 |
加工果物・野菜 | ドライフルーツ、フルーツジュース、ドライ野菜 |
サトウキビ糖 | 砂糖 |
茶 | 紅茶、緑茶 |
野菜 | ピーマン、メロン、ジャガイモ、ひよこ豆、レンズ豆 |
穀類 | 米、キヌア |
繊維 | コットン |
花 | バラ、カーネーション |
スポーツボール | サッカーボール、フットサルボール |
金 | 金 |
フェアトレードは食品だけでなく、衣類で使われるコットンやサッカーボールなども対象になっています。
これには生産国の産品の世界のシェアや、それにまつわる社会問題も考慮されて定められているためです。
(サッカーボールの世界の70%がパキスタンで生産され児童労働が問題になっている等)
フェアトレード生産国
フェアトレード生産国は主に開発途上国です。
明確な生産国リストが見当たらなかったので、代表的な生産国例だけをまとめました。
主な産品 | フェアトレード生産国 |
コーヒー | メキシコ、コスタリカ、グアテマラ、ベトナム、インドネシア、東ティモール、エチオピア、ルワンダ、タンザニア |
カカオ | ドミニカ共和国、コートジボワール、インドネシア、ガーナ、ベネズエラ |
コットン(綿花) | カメルーン、マリ、インド、パキスタン |
茶 | ケニア、インド、スリランカ |
花(切花) | ケニア、タンザニア、コロンビア、エクアドル |
スポーツボール | パキスタン |
生産者が守るフェアトレード基準
生産者が守るべき基準は主に2つです。
- 小規模生産者組合向け基準
- 雇用労働者による生産組織向け基準
各基準において「中核」項目と「発展」項目との2つに分けられており、「中核」の基準はすべて満たす必要があります。
ただ「発展」項目は生産者が何に重点を置くかを選択できるため、その組織や地域に一番適した方法をとる事が可能です。
生産者は発展計画を立て自らでモニタリングし、フェアトレードプレミアムの使用用途や環境保全対策などの活動を記録・報告する必要があります。
参考:フェアトレードジャパン「生産者が守るべきフェアトレード基準」
トレーダーが守るフェアトレード基準
トレーダーが守るべき基準は以下の6点です。
タイトルテキスト
- 認証
フェアトレード認証原料の売買に関わる組織は全て監査を受け認証を得ていること - トレーサビリティの確保
フェアトレード認証原料は通常品と混ぜることなく区別して管理 していること - 契約
生産者と取引業者は国際フェアトレード基準に則り双方が合意して透明性のある契約を結ぶこと - 持続的な取引の促進
生産者が安定した生活を営み、品質向上や環境に配慮した生産に取り組めるようにすること - 前払いの保証
生産者が債務のわなに陥ることがないよう、生産者からのリクエスがあれば代金の前払いを保証すること - 価格の保証
不安定な市場価格に対して、フェアトレードでは持続可能な生産と生活に必要な価格を保証すること
ここでは、主に取引上における公平性を遵守するための基準が多いことが分かります。
特に小規模生産者は取引で弱い立場になりやすいため、このような厳格な基準で価格、公平、透明性等が担保されています。
フェアトレード商品を取り扱う企業とその商品例
私たちの生活の中でも、フェアトレード認証マークが付いた商品を見かけることは多いです。
ここでは、フェアトレード商品を扱う代表的な企業や商品の例を紹介します。
イオントップバリュ
イオンのトップバリュが私たちの生活で一番よく見かけるフェアトレード商品かもしれません。
コーヒーはもちろんこと、チョコレートにまでフェアトレード認定商品があります。
またトップバリューはプライベートブランドで低価格のイメージもあるため、フェアトレード=割高というイメージも払拭しています。
イオンのトップバリューのフェアトレード商品の取扱量からしても、日本で一番貢献していると言えるでしょう。
小川珈琲
小川珈琲も日本で有名なコーヒー企業で、フェアトレード商品を取り扱っています。
フェアトレードモカブレンドは名前の通りで、全国のスーパーでもよく見かけます。
またグアテマラブレンドなどでも認証マークがついています。
チチカカ
チチカカは、日本のエスニックな衣料や雑貨を取り扱っているブランドです。
チチカカの商品ではコットンを使ったものが多いため、これがフェアトレード認定商品となっています。
世界のコットン農場では農薬の使用が問題となっており、農薬の中毒で死者も出ているほど深刻です。
チチカカはこれらの問題に貢献していると言えます。
ヱスビー食品
ヱスビー食品は、香辛料やハーブといった食品調味料を多く取り扱う日本を代表する企業です。
ヱスビー食品から出ている「ORGANIC SPICE」シリーズの「有機バジル」「有機カルダモン」「有機ナツメッグ」などにフェアトレード認証マークが付けられています。
普通の調味料からこちらの調味料に切り替えるだけで、途上国、環境問題、人権問題など様々な国際問題の応援ができることは素晴らしいことです。
フェアトレード認証ラベル
フェアトレードの認証ラベルを取得するには、厳格な審査や工程を経る必要があります。
ここでは、認証ラベル取得までの流れから、必要な料金までを簡単に解説します。
フェアトレード認証までの流れ
フェアトレード認証までの簡単な流れは以下の通りです。
フェアトレード認証までの流れ
- 申請
「様式A:国際フェアトレード認証申請書」とその他必要書類をメールで提出 - 審査
FLJによる1-2週間審査 - 契約の締結
契約書の送付、認証料の支払い、署名 - 製品認証・認証ラベル使用許可の申請
FLJに認証製品をオンライン申請する(審査は1週間程度) - 製造・販売の開始
製品認証、認証ラベル使用許可通知を受領後、製造・販売を開始 - 報告
四半期毎に販売数量、金額をFLJへオンライン報告。
※「FLJ」→ Fairtrade Label Japan (フェアトレード・ラベル・ジャパン)
認証後も定期的にオンライン報告する必要があります。
フェアトレードは認証を取得したら、それで終わりではありません。
継続的にその活動を継続できることが、一番重要になってきます。
フェアトレードのライセンス料金
フェアトレード認証にはお金がかかります。
以下が、フェアトレードジャパンで公表されている認証のライセンス料金です。
基本料金(税抜) | 追加料金(税抜) | |||||
料金 | 年間総売上高100億円以上 | 年間総売上高1億円以上100億円未満 | 年間総売上高1億円未満 | 年間総売上高100億円以上 | 年間総売上高1億円以上100億円未満 | 年間総売上高1億円未満 |
初回認証料 | 20万円 | 15万円 | 5万円 | 追加産品ごとに3万円 | 追加産品ごとに2万円 | 追加産品ごとに1万円 |
ライセンス料(四半期ごと) | 製品小売価格の1%相当 | 製品小売価格の1%相当 | 製品小売価格の1%相当 | - | - | - |
年間ライセンス認証料 | 5万円 | 5万円 | 3万円 | 追加産品ごとに1万円 | 追加産品ごとに1万円 | 追加産品ごとに5千円 |
また以下の品目においては、販売重量に対してライセンス料が課金されます。
産品名 | ライセンス料(税抜) |
レギュラーコーヒー | 35円/kg(焙煎豆ベース) |
インスタントコーヒー | 70円/kg |
茶(現地加工) | 50円/kg |
茶(国内加工) | 65円/kg |
バナナ | 4円/kg |
フェアトレード認証が必要な組織
一つのフェアトレード認証商品が完成するまでの流れで、フェアトレード認証が必要な組織と不要な組織があります。
以下にまとめました。
認証が必要な組織 | 認証が不要な組織 |
生産者 加工者 輸出輸入者 卸業者 製造梱包者 | 認証組織より製造を委託された企業・団体 消費国において国際フェアトレード認証完成品を売買する問屋・小売組織 国際フェアトレード認証完成品を他の消費国から輸入して販売する組織 輸送会社保管代行組織 |
フェアトレードジャパンでは、原則として「原料の生産から認証ラベルが貼付された最終製品となるまでに製品 の売買行為を行う組織」において、認証が必要だと定めています。
フェアトレードの問題点
フェアトレードは様々な国際問題を解決する素晴らしい取り組みです。
ただ一方で、その運営に対して問題点が浮き彫りになっているのも現状です。
ここではフェアトレードが抱える問題点を解説します。
日本ではフェアトレードの認知度が低い
フェアトレードは世界的な取り組みですが、まだまだ日本において認知度が低いです。
一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムの2019年の調査によると、10代の認知度は7割を超えましたが、年齢が上がるにつれて半数かそれ以下と減少傾向です。
日本は超高齢化社会のため、日本全体の認知度で言うとまだまだ知らない人が多いと言える現状です。
認知されていなければ、フェアトレード商品を積極的に購入しようという考えに至ることもないため、もっと認知度を上げる施策が必要になっています。
通常価格より高く普及しにくい
フェアトレード商品はその厳しい基準をクリアして認証され、ライセンス料もかかることから、通常商品に比べ割高傾向にあります。
それが理由で、フェアトレードの認証商品の売り上げがなかなか上がらず市場が広がっていない事が問題になっています。
これは2020年の日本とドイツの市場規模と、日本とスイスの年間購入数の比較です。
いずれも日本の値が極端に少ないことが分かります。
日本では、イオンのトップバリューがプライベートブランドとして比較的安価にもかかわらず、フェアトレード認証商品を多く販売しているので、イオンのトップバリュー商品からまず買ってみることをおすすめします。
WFTOのフェアトレードと混同する
この記事で紹介してきたフェアトレードというのは、国際フェアトレードラベル機構 (Fairtrade International)に基づく、フェアトレードジャパンのことです。
ただフェアトレードにはもう一つ、世界フェアトレード機関(World Fair Trade Organization)、通称WFTOが存在します。
国際フェアトレードラベル機構がフェアトレードの認証ラベルの運用をメインに行っているのに対して、世界フェアトレード機関は定められた10の指針が守られている団体のみが加盟できる国際機関です。
国際フェアトレードラベル機構の認証ラベルと別に、世界フェアトレード機関のマークもあるためこの2つが混同していることが、消費者的にはややこしく感じるため認知度向上の足枷になっている可能性もあります。
フェアトレードの今後と私たちにできること
フェアトレードは、途上国の生産者を守るだけでなく、環境問題や社会的な不平等の解決にも貢献できる重要な取り組みです。
一方で、日本での認知度の低さや価格の高さなど、普及にはまだ多くの課題が残っています。
私たちにできることは、フェアトレード商品の購入を通じて、日常生活からその取り組みを支援することです。
特に、コーヒーやチョコレートなど手に取りやすい商品から始めてみるのがおすすめです。
小さな一歩でも、多くの人が参加すれば大きな変化につながります。
未来の社会をより良くするために、フェアトレードへの関心と行動を広げていきましょう。