旅の音(タビノネ)は、京都にあるスペシャルティコーヒーの専門店です。
京都市左京区にある焙煎所と、地下鉄 丸太町駅を降りてすぐのところにある、MAMEBACOというお店が有名です。
特にMAMEBACOは、昔ながらのタバコ屋さんをコーヒースタンドに改装したコンパクトなお店で可愛らしいです。
スペシャルティコーヒーがこんなに身近な形で味わえるのは、とても斬新だと思います。
タビノネさんでは、コーヒー豆を豆箱という可愛らしい箱に入れて販売されているのが特徴で、この見た目だけでもコーヒーマニアの心をくすぐる魅力が溢れています。
今回のレビューでは触れませんが、せっかくなのでペルーの豆も購入しました。(また後程レビューします)
箱の表面はカードになっていて取り外すことができて、裏面には豆の詳細な情報が書かれています。
旅の音(タビノネ) ホンジュラス エルロブラル農園(COE入賞)
今回レビューするのは、ホンジュラスのエルロブラル農園のCOE2017年入賞の豆です。
スペシャルティコーヒーは浅煎りのものを飲むことが多いので、シティローストがどのような感じに味で出てくるのか楽しみです。
ちなみにタビノネさんの通販では、焙煎後10日以内の新鮮な豆を提供してらっしゃるので、いつでも手軽に新鮮なスペシャルティコーヒーを購入することができます。
豆の詳細情報
エリア:ホンジュラス サンセバスチャン
農園 :エルロブラル農園
標高 :1600m以上
品種 :カツアイ、カツーラ
精製 :フリーウォッシュド
焙煎 :シティロースト
飲んでみた感想、レビュー
まず、袋を開けた時の豆の香りは素晴らしいものがありました。
焙煎の香ばしさの中に包まれるカカオの風味、その他にも複雑なニュアンスがたくさん詰まった印象を受けました。
そして、最初に口に入れた時の口当たりは非常にスムースでクリーンでした。
全体的に柔らかで上品な甘さが広がっており、遅れて酸味が顔を出してきます。
この甘みと酸味のバランスがとても絶妙で、口当たりの良さも相まって心地よい気分が口いっぱいに広がります。
個性的な風味や香りの豊潤さは、やや特徴がなくぼやけているように思いますが、精製がフリーウォッシュドなので、コンセプト通りの上品さは担保されています。
なにより、これがシティローストの味かと疑うような口当たりの良さは感動しました。
とてもおいしかったです!
レビュー時の抽出方法
豆 15g 中細挽き
お湯 160ml (93度)
ハリオ SUIREN
- 30mlで30秒蒸らし
- その後、60ml、90ml、120ml、160mlと、お湯を注ぐ
- 落とし切る(ここまで約2分20秒)