カルディのお店に行くと、鮮やかな鳥のイラストとともに、コーヒーが売られているのを見かけました。
意外とコーヒーって、こういうパッケージのデザインでそそられるところありませんか?
スペシャルティコーヒーの専門店でコーヒー豆を買ったときでも、パッケージがオシャレだとなんか気分が良くないですか?
しかも意外とそれが、リピートするきっかけになったりもします。
ということで、今回は鮮やかなパッケージが印象的な、カルディの「バードフレンドリー エチオピア モカ」のレビューをします!
バードフレンドリーとは?

バードフレンドリーとは、コーヒーの認証プログラムの一つです。
コーヒー栽培は、シェードツリーと言って直射日光からコーヒーの木を守る木と共存しながら栽培するのが一般的です。
しかし、生産性を求めるあまりに、森林を切り開いてコーヒー農園が作られるようになりました。
コーヒー栽培がおこなわれている国の多くには、渡り鳥が生息していて、この渡り鳥たちはこれらの木を安息の地としていました。
つまり、コーヒー農園が増えていく一方で、渡り鳥の住む場所がなくなっている現実があり、この流れを食い止めようと始まったのが、バードフレンドリー認証なのです。
認証されるためには、木が農園の40%を覆っていること、有機栽培であることなどの条件があり、この認証コーヒーの収益はアメリカのスミソニアン渡り鳥センターを通じて、渡り鳥の保護に充てられています。
木を守ることは、渡り鳥を守るだけでなく、コーヒーの2050年問題の原因の一つでもあるCO2の削減にもつながるため、コーヒーの未来を繋ぐ運動として注目されています。
カルディ バードフレンドリー エチオピア モカ


今回レビューする「バードフレンドリー エチオピア モカ」ですが、よく見たらフェアトレード認証も取得していました。
フェアトレードは、生産者とバイヤーが適正な価格で取引するための、こちらもコーヒー農園の貧困問題を防ぐための認証プログラムです。
最近はこのようにダブル認証されているコーヒーは意外と多く、サステナブル意識の高いコーヒーが増えてきています。
袋を開けると、ナッティな香りが漂ってきます。焙煎はまあまあ深めです。
エチオピアのモカは、華やかな味わいのイメージが強いため、この焙煎度でどんな味が出るのかは注目ポイントです。
豆の詳細情報
エリア:エチオピア
焙煎 :中深煎り
バードフレンドリー®認証(オロミア農協が生産)、フェアトレード認証、有機栽培生豆使用
※パッケージには書かれていない公式サイトの情報も参考にしています。
飲んでみた感想、レビュー


まず口にしてみると、酸味、苦み、甘みが程よくバランスの取れた味が印象的です。
やや深煎りからくる苦みとコクが最初に感じられて、次にエチオピアの酸味が来て、じわーっと甘みが最後に来るような感じです。
そしてこの甘みには、チョコレートのような風味が感じられます。
私は、よくコーヒーのフレーバーに「チョコレートのような」という表記があっても、あまりチョコ感を感じられない人間なんですが、これはチョコ感をしっかり感じました。
でも公式サイト、パッケージみても、一言もチョコとは書いていません。コーヒーって難しいですね(笑)
そう思って飲んでみると、苦みやコクの奥の方でカカオ的な風味も感じられます。
エチオピアの華やかさは少し残しつつも、苦みの中にチョコの甘みとコクが程よく交わった、絶妙なバランスになっているなーと感じました。
レビュー時の抽出方法
豆 15g 中細挽き
お湯 230ml (92度)
ハリオ V60透過ドリッパー
- 30mlで30秒蒸らし
- その後、70ml、110ml、150ml、190ml、230mlと、お湯を注ぐ
- 落とし切る(蒸らし込みで3分程度)

